
もくもくアンサンブル5
2018年9月17日(月祝) 18時から19時 こども4人+はしもと+やぶ
こどもの時間は、フレームドラムと小豆、トイピアノ、お琴、ギター、パーカッションいろいろ
1曲めの楽譜は
大雨
↓
しずく
↓
いっしゅんやむ(ベルを鳴らす)
↓
晴れる
フレームドラムの小豆をぱらぱらと落として、音を楽しみます

2曲めは、ロビーの本棚から何か選んで、そこから作曲しようということになりました
KIAC (城崎国際アートセンターの略) に通い慣れてる子供たちだけあって、どこに何の本が置いてあるかを熟知していて、あの本は?この本は?って情報がものすごい速さで飛び交います。
そして子供たちがもってきたのは、「一行怪談」
そして選ばれたのはこのお話 (怖いのが苦手な方すみません)

曲にするということで、どういう展開で音楽にするか、というのをきいてみたところ
文章の下側に書いてある展開になりました。
後半の案外さわやかな感じが、背景をわかって聞くのとそうでないのとでかなり印象が変わってくるのが面白いです。

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19時から21時 おとなもくもく 6人+やぶ
おとなの時間のはじまり。
まずは1曲め。
どんなのからはじめましょうか?ときくと、
しっとりからはじめたいですねー
だんだん盛り上がっていきたいです
さいごは川の流れになりましょう、
という感じの曲にしようということになり、ひとまず楽器を選んで思い思いにはじめてみることにしました。
目をつぶって、じっくり聴きます。
演奏した即興音楽にタイトルを考えるとなると、音のひとつひとつのイメージを膨らませて、ことばにつなげていきます。
きっとこの想像の仕方も人それぞれだと思うので、どのようにたのしんでいるか聞いてみたいところです。

2曲め、何にしましょう。 「ハロウィン」と出ました。 ちょっとお盆な雰囲気の音色をそれぞれ選びました。 アートセンターのキッチンにあるボール(業務用サイズの大きいもの)が大活躍しています。フレームドラム、のこぎり、サンスーラ(カリンバが太鼓みたいなのの上についてる)トイピアノ、ポータブルスピーカー、金盃、鍵盤ハーモニカ、フィンガーシンバル、オイルランプ、口琴、ギターにクリップをはさんだプリペアドギター、小豆のはいった袋、スライドホイッスル などを使っています。 なかなかマニアックな楽器構成だと思います。
妖怪の、とか魔女のパーティー、どんちゃん騒ぎ感とさいご何かこわれたね、という感じを総括して(?)天井裏のハロウィンというタイトルになりました。
3曲めはラジオ収録を意識したレコーディングになりました。
まず鳴らすところから始めることも多いのですが、今回はテーマ先行で曲を進めていきました。
「秋まつり」の音楽をつくりましょう、ということになり、
まつりといえば、から曲をつくっていきます
ふえとたいこ
掛け声、
ふさふさしたものがついてる、
五穀豊穣、収穫、米、紅葉!
直接音につなげるのはさておき、どんどんキーワードを出していくと、共通するものとそうでないものが交差して非常におもしろいです。
かんたんな譜面の展開に落とし込んだ結果このようになりました
米、紅葉 (とれた!やったね!)
↓
収穫
↓
祝い (笛と太鼓)
という流れになりました。
最後の1音が効いてくるパターンがここでも出現。
最後の1曲は、絵から音楽してみようということになりました。
KIACのロビーにある稲葉猛さんの「花火」を拝借。

この作品自体のタイトルは伏せて、印象で演奏してみる 4、アルミ缶行進曲

稲葉せんせいの作品が缶の素材でできていることをうけて、ブリキ、とかアルミ、とかスチールというワードは入れよう、ということになり、
アルミ缶行進曲になりました。
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普段、音楽家がどういう体の使い方をして、意識をどのように持っているのか、をもう少し理解したい、という吉田さんからの提案もありました。
これは大変むずかしい提案でもあるのですが、今後のためにもう少しフォーカスしてみようとおもいます。
「体を耳にする」という感覚
どんな音が出るかどうかは、楽器を演奏した体験の蓄積でできています。
力加減もそうだし、バチを持って演奏する場合、どんな素材だとどういう音が出るかは本当に経験のかたまりだと思います。
ワークショップの利点は「いい音」に早く出会えること。
このバチだと良い音が出る、調和する、という体験ができることと、違う組み合わせだとまた違った音が出る体験ができること。それが人によってかなり変わること
音の羅列のどの部分に魔法をかけるか、ということについてももう少し掘り下げられたらと思います。
少ない音でも丁寧に出せれば、素晴らしいソロ演奏になりうる、と思っています。
次回は10月11日(木)です。
音源はこちらのサイトにアップロードしてます。
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